これも何かの縁

ピアノとマンガの道を歩んできたハヤシのエッセイ・イラスト・物語集

深秋の醜い争い―縁が形を変えていく

差別、偏見から解放されるのは難しい、というお話。世間一般から見たらごく普通な小林家。差別や偏見に満ちている小林和彦だけど、本音では共感する人、多いのでは。

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祝・お誕生日―恵まれた子と恵まれない子

子は親を選べず、親もどんな子が生まれるかは分からず、人間を誕生させるって、でかい博打。今の時代、子を持つ覚悟が相当に問われそう。

先日、林修のテレビ番組で「高学歴ニートVS橋下徹」にて、あるニートが親に対し「勝手に産んでおいて」云々と「産んだ責任とれよ」「親への感謝なんて強制するな」と言いたげなセリフを吐いていたっけ。本人に了解をとりようがなく、強制的にこの世に生まれさせるなんて酷。ま、そう思っている人は子を持たないだろうし、無責任に子をつくる人が少なくなるのはいいことだと思う。生まれたことを呪う=生きづらい人はたくさんいるのだろうな。

そんなことを考えつつ、以下、本文。

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中秋の黒い同窓会―元イジメっ子VS元イジメられっ子

オタク漫画家・沢田文雄、ついに高校時代のイジメっ子と対面。イジメッ子の正体はなんと……。沢田文雄が劣等感から脱却するきっかけとなるお話。

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地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん―虐待疑惑

近所づきあいが苦手の上、育児にお疲れの理沙だが……前回「真夏・孤独と幸福の狭間で」の続き。

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真夏・孤独と幸福の狭間で―育児がこんなに辛いなんて

久々、四条家の話。

たぶん世間一般の価値観でみれば四条夫妻の生き方は『幸せ』にみえる。そんなオーソドックスな幸せ像に対して、第二部『これ縁』では家庭や子を持たない生き方をするだろうキャラたち=小林和江、福田みすず、沢田文雄、長山春香の物語に重きを置いている。彼らとの対比キャラとして四条夫妻は存在しているのかもしれない。第一部では主人公だった四条夫妻だったけれど。

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海の日の孤独なる幸せ―社会の爪弾き者

長山春香を専属アシスタントとして雇うことにしたオタク漫画家・沢田文雄。

――孤独こそ安らぎ。他者がいると警戒しなければいけないから――

虐められっこ・社会からの爪弾き者として、沢田文雄、長山春香、それぞれの視点から語られる。
海の日について雑学あり。

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醜い世界―最下層に置かれた漫画家の卵・長山春香の残酷な世界

最下層というよりも圏外に置かれた長山春香。
自分もみっともないけど、あの人たちは頭の中がみっともない。残酷で醜いこの世界を思う。

前話「漫画編集者・梅雨のある日」と同時刻の、漫画家の卵・長山春香視点の物語。

『ゾウ』に似た容姿、児童養護施設育ち・高校中退の長山春香の悲惨な過去とは。
なぜ長山春香はいじめの標的にされたのか。

※中学時代のイジメシーンでは、番外編「あだ名―中秋の名月」と重複します。こちらは『白ブ~』こと月子(長山春香の同級生)の視点で描かれてます。

※長山春香が話題となる番外編はこちら3編↓では、以下本文。

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漫画編集者・梅雨のある日―イクメンなんてクソ食らえ

前話「五月晴れの動物園」と対になる物語です。テーマは『父の日』

福田さりな元夫――漫画編集者であり、沢田文雄の担当でもある浅野仁視点のお話。

※沢田文雄についてのお話はこちらにて↓

そしてついにあの長山春香も登場し、次話では長山春香が主となります。

※長山春香が話題となる番外編はこちら3編↓今まで登場してきたキャラたちが縁を持ち、つながり始めます。

では、以下本文。

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五月晴れの動物園―自立できなくてすみません

福田みすずの美人妹・さりなの話。テーマは『母の日』。

娘のえりなと実家でお世話になっている福田さりな――元夫のこと、離婚の事を振り返る。

美という女の武器を手にし、みすずよりはずっと恵まれていると思われたさりなだが……

自立できないことが、そんなに悪い?

では、以下本文。

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風のない日の鯉のぼり―オタク漫画家の生きる道

端午の日。四条静也と理沙の愛息子・涼也の初節句
四条一家、相変わらず幸せそうで何よりである。

さてその一方、和江が出ていった小林家では、和江の従弟・沢田文雄が漫画の仕事に励んでいた。
立身出世を願った鯉のぼりに、ふと昔を思い出す文雄。

――僕は社会不適合者だ。自分は淘汰されるべき人間だ。
オタク漫画家・沢田文雄の劣等感にまみれた過去とは。

世間一般に認められる『幸せ』を手にしている家族水入らずで休日を過ごす四条夫妻に対して、恋愛から縁遠く独り部屋で仕事に励む童貞オタク漫画家・沢田文雄は、四条夫妻に較べて「かわいそう=負け組」と世間からジャッジされるのだろうな。

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桜の葉―フェミニストの逆襲

福田みすずのお見合い編、決着。

フェミニスト魂が炸裂する福田みすずVS郷田浩。この激烈な戦いをご覧あれ。
ついに世間の呪いが解ける――みすず編の最終回としてもいいくらいの話じゃ。

※前回までの「みすず・お見合い編」はこちら↓

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満開の桜に夢を見る―子のいない女はやっぱり不幸

4月、桜の季節。
四条理沙は息子の涼也を連れて買い物を兼ねてお散歩。

同じ頃、小林和江の義妹の小林真理子は、娘の恵美子のピアノの才能を伸ばすべく、いろいろと思いを馳せていた。

和江とはウマが合わない真理子だが、真理子には真理子の考えがあった。

――子どもに夢を持って何が悪い?

子どもに期待することは親の押し付けなのか? いいえ、子の才能を見つけ伸ばしてやるのが親の務め。
子を優先し、子のために生きる真理子。その子にとってプラスの環境を整えてやるのは当然の事。それが例え『差別的』であろうとも。

――児童養護施設の子どもがいる学校になんて行かせられない。

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春のお彼岸・この世も悪くない―結局、お金

春のお彼岸の日。お墓参りする四条カップル。
そこでなんと、あのアラフォー独身女子・小林和江とすれ違う。

その和江は、母と弟夫婦と一緒に来ていた。
お正月にお金のことで険悪ムードのまま別れた弟夫婦とのいざこざはいったん収束するのだが。
和江の解決策とは?

お彼岸の雑学満載。そして新キャラ(和江の従弟)登場を匂わせる回となりました。

※オタク漫画家・沢田文雄――今後、短編小説「これも何かの縁」でのメインキャラとなっていきます。もちろん、漫画つながりで、イジメをテーマにした番外編で名前が出てきた『長山春香』も絡んできます。

※前話に当たる『和江の弟夫婦との確執が描かれた話』はこちら↓

では、以下本文。

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出しっぱなしの雛人形―そこまでして結婚したい?

イケメン郷田浩とお見合いしたみすずは、郷田家を訪ねることに。
そこで姑となる母と、妹・薫に会う。
当初、郷田の淡々とした事務的な振る舞いに、この縁談は断ろうと思ったみすずだが、郷田の家族とはいい感じに。
ここでまた気持ちが揺れまくるみすず。

それでも、心の片隅にくすぶる問い。
――ここまでして自分は結婚したいのか?

※今回の話は『みすず・お見合い編その3』になります。それまでの話はこちら↓

『みすずのお見合い編その1』

『みすずのお見合い編その2』

 では、以下本文。

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