まだ恋愛で消耗しているの? 恋愛工学について☆エッチだけしたい責任とりたくない男
クリスマスシーズン到来。
クリスマスといえば『恋愛・恋人と聖夜を過ごす』という旧態依然な情景を思う人も未だ多いのでは。
――ということで恋愛・婚活について『恋愛工学』を絡ませながら語ろうぞ。
目次じゃ!
男は恋愛よりもエッチがしたい
独身女性55% クリスマス・イブはどんな男でもOK?
去年見つけた記事で恐縮だが、「クリスマスはどんな男でもOKと独身女性の55%が回答した」とのこと。釣り記事の可能性はあるけど「どんな男でもOK」という女性は『ゼロ』ではないのかもしれぬの~。
クリスマスは異性と過ごさなくてはいけないと一種の強迫観念に駆られているのか?
恋愛をおすすめする世間は女性にも意地悪かったりする。「高望みしていたら恋愛や結婚はできないぞ。分をわきまえろ。お前の市場価値は低い。お前に選ぶ資格があると思っているのか、鏡を見ろ」と非難されないように、「どんな男でもいいです。私は身の程をわきまえてます」的ポーズをとっているだけかもしれない?
あるいは高価なクリスマスプレゼントを手に入れるため、プレゼントさえくれるならどんな男でもいい、ということなのか?
で、プレゼントをゲットしたら男は用済みってこと?
何にせよ、そこまでして『えげつない恋愛市場』に身を晒すこともないという人も増えつつあるのも当然だろうな。
もちろん戦略を駆使し、ゲーム感覚で趣味として恋愛を楽しんでいるだけの人もいるのだろうけれど。
恋愛工学について
そんな中、こんな記事を見つけた。「恋愛小説が全然売れない。確かに誰も熱烈な恋愛をしていなかった」と、あの『君の名は。』に携わった映画製作者の川村元気氏の言葉を紹介しよう。
「男の人はハンティングには興味があるけれど、ハントした後に大事にして育むみたいなことに関しては温度が低いんですよ」
――って、この考え、まさしく藤沢数希氏の『恋愛工学』ではないか。
何かと批判されてきた『恋愛工学』だが、一般男性も恋愛工学生と変わらないということなのか~。
※「恋愛工学って何?」というそこのあなたへ。
簡単に説明すると――『恋愛工学』とは、ナンパでたくさんの女をハントし、手っ取り早くエッチに持っていく方法論じゃ。恋愛というよりもセフレづくりといったほうが正しいか。
一人の女にフルコミットすると、女は増長し、男を軽く見るようになり、搾取する存在になるので、本命は作らないことを是としている。
ただし学校や職場の女性は、あとで面倒なことになるので狙わない。後腐れがないナンパで、いつでも切れる女性のみをターゲットにしているようじゃ。
また、学校や職場など狭い場所内だと彼らが満足するような『容姿がハイレベルの女の子』はなかなかいないが、ナンパだとキレイな女の子も選べる。最初は中位(Bクラス)の女の子から狩り、慣れてきたら上位(A~Sクラス)を狩る。
恋愛を謳っているが、関係を育んでいくという要素はない。最終目的はエッチ。
今も、藤沢数希氏を師とする恋愛工学生たちは各々で男同士コミュニティを築き、お互いを励まし合い、恋愛戦士として活動している。
男にとって『おつきあい』はエッチするまでの手続き
そういえば、早稲田大学で『恋愛学』を教えていたという教授も言っていたっけ。
「基本的に、男性はエッチするまでは努力するが、その後の責任は取りたくない生き物だ」
男性はエッチまでは積極的だけど、その後のつきあいは面倒だし、エッチだけできればいい、という人は意外と多いのかもしれない。
つまり『恋愛工学生的な男性』はたくさんいると、女性も覚悟しておいたほうがいいということじゃの。
男性にとっても、趣味や話が合うなど『友だち的要素』がなければ、時間を割いて女とつきあうのは苦痛だろう。
手早く、効率よく、エッチに持ち込みたい、女の子の興味の持てない話につきあうのは億劫――これが男の本音かも。
だから『恋愛工学』なるものが持てはやされているのかもしれない。
まあ、男性にとって『よほどの魅力的な相手』でない限り、恋愛=交際には熱くなれないだろうな。
やっぱり大人の男性であれば、女の子とのつきあいよりも、仕事または趣味のほうが楽しいだろうし、そっちにエネルギーを割きたいだろう。
エッチはしたいけど、男性はさほど恋愛=交際(好きな異性を時を過ごすこと)に重きを置いていない人が多いのでは。交際はエッチまでの手続きとして仕方なしにやっている。
バブル時代は世間の空気に惑わされ、恋愛に憧れもあっただろうけど。
今は憧れもなくなったというか、恋愛は『面倒なもの』に成り下がった気もする。
もちろん、性欲もあるし、男としてモテたいじゃろう。けどそれは「モテているオレってすごい、皆うらやましいだろう」という自己承認欲を満たしたいだけで、本当に女の子と長い時間を過ごし、つきあいたいわけではない。
とにかくエッチができればいいのだろうな。
恋愛工学を描いた『ぼく愛』がテレビドラマ化
『恋愛工学』は男性の本質をついているかもしれない。
恋愛で消耗したくない――コスパ重視の世の中、恋愛(というかエッチ)も効率よくいきたい。
だからこそ、女性蔑視だとして一般のネット民から眉をひそめられていた『恋愛工学』がコミック化、そしてテレビドラマ化されるくらいまでに伸してきたのだろう。
※2017年12月28日深夜より『恋愛工学』を描いた藤沢数希氏の小説『ぼくは愛を証明しようと思う』(略して『ぼく愛』)がテレビドラマ化される。
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ぼくは愛を証明しようと思う。(2) (アフタヌーンコミックス)
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ぼくは愛を証明しようと思う。(1) (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 藤沢数希,井雲くす
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ぼくは愛を証明しようと思う。(3) (アフタヌーンコミックス)
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『恋愛工学』は女性蔑視なのか?
恋愛工学生を端的に表した言葉を紹介。
https://twitter.com/ganrim_/status/810524349736296448より。
「恋愛工学は、女から承認を得られないことで悩む非モテ男が「女とは承認を得るべき相手ではなく、飽くまで欲望を解消するための対象に過ぎないのだ」と考え、実際に女を(侮蔑的に扱いつつ)食うことで成り立っている点が重要だと思うんですよね」
そういえば『ぼく愛』コミック版では、街コンの女性を釣り堀の中の魚に例えている絵があるっけ。
これも確かに原作にあったシーンだけど、絵にするとひどいな(´・ω・`) #恋愛工学 pic.twitter.com/tkJOop46iS
— そらパパ/sora y.d. 聲の形応援 (@sora_papa) 2016年12月4日
「釣った魚に餌はやらない」ということわざもある通り、昔から女性は魚に例えられていたりして、人間扱いされていなかったっけ。(戦前は選挙権もなかった、不倫をすれば女性だけに姦通罪が適用され罰せられた)
ま、女性側にしてみれば気分は悪いかもしれないが、女性側も男性をATM扱いしたりしている人もいるので、お互い様だ。
ただ、一部の恋愛工学生による『ヤシオリ作戦』(ナンパした女性を連れ込み、テキーラを呑ませ、酔いつぶさせる作戦)は、さすがのワシも擁護できぬ。
※ヤシオリ作戦については、こちら参照。
このヤシオリ作戦を主動した恋愛工学生はこう呼びかけていた。
「女性を上手く声掛けして、部屋まで連れ出し、とにかく飲ませて酔わせましょう。討伐対象にはテキーラをしこたま飲まそうと思います」
狙った女性に対し『討伐対象』という言葉を使っている。
そう『討伐』なのだ。
そこには『愛』などという甘い要素はまるでない。憎悪・敵意さえ感じる。
人間扱いされないことは女性も覚悟しておいたほうがいいかもしれない。
まさに、慶大生や千葉大医学部生による集団強姦事件を彷彿とさせるよなあ。
そういえば――その後、お金持ちな慶大生ら・強姦部屋があった私立大の医学部生らは示談が成立したのか不起訴で無罪放免となった。一方、千葉大医学部生のほうはおそらく示談金が用意できなかったのだろう、起訴され裁かれた。(女子学生に酷い嫌がらせをしたが強姦はしていない東大生も裁かれた)
私立大生は強い。親が金持ちかどうかで、犯罪者になるかならないかも決まるようだ。これぞ格差。
また、慶応大生による輪姦事件については、産経新聞の報道によると、被害女性に抵抗したという証拠がとれず、加害者の男子学生らは「合意だった」と言い張っており、従って『合意でなかった証拠』がとれなかったので起訴が見送られたとのこと。
お酒の席に女子学生が一人で参加したことでそう見られてしまったのだろうか。泥酔させられれば抵抗するのは無理だ。そもそも輪姦を合意する女性など皆無だろうに。
ということで、ナンパされて知らない男についていった時点で、レイプされても合意があったとされ、訴えることは難しいだろう。ナンパについていく女性は何をされても文句は言えない、決死の覚悟が必要じゃの。
藤沢数希氏の恋愛工学VS水野敬也氏のLOVE理論
女性を人間扱いせず単なる欲望の対象と捉えているのは恋愛工学だけではない。
『夢をかなえるゾウ』で有名な作家・水野敬也氏の著書『LOVE理論』にも、恋愛工学と同じことが指南されていた。
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この水野氏の『LOVE理論』も、男のための恋愛(エッチ)指南書であり――
「まず、好きな女性を狙うのではなく、ブスでもいいから、数をこなし、一人の女性に集中することなく、分散させ、複数と付き合うようにし、経験を積み、それから上玉を狙え」と書いてある。
どうでもいい相手=ブスだと、そう緊張しなくてもいいし、練習台としてはうってつけだ。本命相手だと緊張してしまうから、まずは『どうでもいいブス』で慣れておけということらしい。
そして、こんなことも書かれている。
「女は好きな男とセックスするのではない。セックスした男を好きになる」と。
※『恋愛工学』にも『セックストリガー』という同様の指南がある。
嫌がる女性を無理やりにする=レイプはダメだ、と注意書きはあるものの――
一部の男性は「狙った相手に好きになってもらう必要はない。とにかくエッチに持ち込めば、相手から好きになる。まずはエッチだ」と考えるようになり、レイプまがいなことをする輩も出てくるかも。
しかしなぜ、恋愛工学だけ批判され、なぜ水野敬也氏の『LOVE理論』(けっこうヒットしたらしい、こちらもドラマ化された)は批判されないのだろう?
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水野氏にも、やりとりしている『水野氏を師と仰ぐ門下生』がいるようだし、その辺りも恋愛工学と同じである。
ま、恋愛工学は同士のコミュニティがあり、ネットで第三者にも見える形でやりとりしており、その内容が知れ渡ってしまったから、批判の対象となってしまったのだろうな。
一方、水野氏のほうはクローズド、本当のところはよく分からない。全てネタかもしれない。だから非難を免れているのだろうか。
そんな水野氏はこの著書の中で己の初体験のことを語っている。
(フィクションかもしれないが、著書の中では「実話」の体裁をとっている)
その体験とは――水野氏が最初にエッチした女性はブサイクで『巨峰のようなどでかい乳輪を持った女』で、とにかく気持ち悪かったらしい。
それでも試練だと思って、エッチに及んだが、行為を終えてから泣きたくなったという。
そして水野氏はこう説く。「ブサイクだろうが、なんだろうが、とにかくセックスせよ」と。そして「絶望せよ」と。
そこに愛どころか、相手への好意は全くない。肉便器扱いされているだけ。つまり『どうでもいいブス』は人間扱いされないということだ。
水野氏は自嘲し卑下しているような体裁をとっているが、女性への侮蔑も甚だしい。こうやって表向き、卑下しているように見せかけるのも『恋愛工学』と同じである。
ちなみに恋愛工学では「男は女を傷つけることなどできない。それは思い上がりだ」と説いている。だが、裏を返せば「だから女性に気遣いは無用」ということで「よって、やり捨てもよし」「女は人間扱いしなくていい」と正当化できてしまい、肉便器扱いすることに罪悪感を覚えなくなる。
水野氏の『LOVE理論』――もし実話だとしたら、ネタにされてしまった女性がこのことを知ったら、相当傷つくだろう。
登場した女性が架空の存在であったとしても、己の肉体にその特徴を持つ女性は実際にいるだろう。
水野氏のほうが「実話」という体裁をとり、女性の容姿(体のこと)を詳細に描いて哂っている分、藤沢氏の恋愛工学よりもえげつない。
ま、普段、女性から「キモい」と言われ、哂いものにされている男性陣は胸が空く思いだろう。男だって「ブスはキモい」とやり返したいだろうから。
いやあ、恋愛ってヘタすると心を歪ませるよなあ。「恋愛やめますか、それとも人間やめますか」の世界になりつつある?
うむ、イケハヤさんだったら、きっとこうおっしゃるに違いない!
「まだ恋愛で消耗しているの?」
まだ現世で消耗してるの? pic.twitter.com/VVAiJT9Wo6
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2017年10月24日
おっと思わず手を合わせてしまった。うむ、現世に戻ろう。
一人の女にフルコミットせず、たくさんの女とエッチに励む恋愛工学生。そのままナンパ道を行き、一人の女に縛られず、ナンパ・エロ爺さんをめざしてほしいが、中には結婚を望んでいる人もいるようで、ここがよくわからない。
※なお、師匠である藤沢数希氏は独身主義者。結婚は絶対にしないと言っており、子が欲しい場合、縛りのゆるい事実婚をお勧めしているようじゃ。
理系思考・論理的なはずの恋愛工学生ならば、矛盾していることに気づいているだろう。一人の女にフルコミットすることを禁忌としているのに、不貞行為が許されない一夫一婦制の結婚は無理だ。
仮に結婚できたとしても、浮気=不倫しまくれば、すぐに破綻しそう。
恋愛工学およびLOVE理論を実践している男性らが、多くの女性を見下し利用した先に、一人の愛する理想的な女性を見つけて、その女性と幸せをつかめるのかどうか、かなり疑問だ。
大勢を見下し続けた人間が、その本命=理想的な女性と愛を継続できるのか?
そもそも、そんな理想的な女性(美しいだけではなく優しく、頭もいいのだろう)が、大勢の女性を見下し利用し続けてきた男性を愛するか???
ということで――男性の中には、女性を見下しながらも、己の承認欲と性欲の処理に利用しようとする人がいるようだ。
見下すなら関わらなきゃいいのに、利用しようとして関わるからタチが悪い。
ま、何にせよ、痛い目にあわないようにしたいものである。
「痛い目にあうのも経験だ」「リスクを恐れるな」という人もいるが、人間、痛い目にあえば人間不信に陥るし、心が蝕まれる。心の回復は難しい。
特に女性陣は要注意。悪けりゃ、犯罪に巻き込まれる。
承認欲と性欲を満たしたい相手は、女性を人間扱いしないのだから何をしてくるか分からない。
とはいえ、女性がいつも被害者になるわけでもない。
女性の中にも「男を利用してやれ」とATM扱いする人もいる。それで傷つき、女性不信に陥る男性もいるだろう。
※『ぼく愛』の主人公・わたなべ君もつきあっていた彼女に利用されて傷つく。恋愛工学生の中にも女性から傷つけられた者が多いようだ。その被害者意識が女性蔑視へと駆り立てるのだろう。
男も女も恋愛被害に合わぬよう、見下し人間とは関わらないようしたいものである。
恋愛工学生は女の敵?
恋愛工学が女性に対し侮蔑的であるのは事実だ。
『ヤシオリ作戦』は、集団で性犯罪を行った大学生たちと通じるものがある。
が、一人の恋愛工学生がしでかそうとした悪を見て、すべての恋愛工学生を犯罪者扱いとするのは違和感ある。(ネット民の通報によって、ヤシオリ作戦はつぶされたようだ)
藤沢数希氏の有料メルマガの読者数は5000人とのウワサ。
その中で恋愛工学生として活動しているのがどれくらいいるかは知らないが、けっこういるのだろう。
ならば、少数の不届き者も出てきてしまうこともある。
恋愛工学に影響を受けたからといって性犯罪を行う者は、恋愛工学がなくても性犯罪を行う。
基本、恋愛工学生はナンパで釣れた女子を相手にする。最終的には女子に選ばせているのだ。
損得勘定で考える恋愛工学生は、無理やりに犯して性犯罪者となるリスクはとらないだろう。女の子が嫌がったら、別の女の子をハントする。そもそも、一人の女にフルコミットしない=執着しないことが『恋愛工学』なのだから。
※損得勘定で考えることは悪いことではない。理性的とも言える。感情的な人よりはよほど話が通じる。
女の敵は恋愛をおすすめしてくる世間様
女性の敵は『恋愛工学』ではなく、男性を含め恋愛しない者・できない者を見下し、非モテと呼び、童貞や処女を問題視し、哂おうとする空気を作り上げている世間だと思う。
一番上で紹介した「クリスマスはどんな男でもOKとする女子が半数」という記事――ウソかホントかは置いておいて、少なからずそういう女子もいるから、そんな記事が出てくるのだろう。
「恋愛したほうがいい」「恋愛できない者は負け」という空気がそんな女子を生んでいるのとしたら――罪なことよのお。中には性犯罪の餌食になってしまう女子もいることじゃろう。
一方、男性は男性で、女性を誘えばセクハラ、キモいと言われ、遠慮して女性から遠ざかれば「草食化している」「勇気がない、傷つくのを怖がっている」「素人童貞」と問題視される。
そういう空気が『恋愛による消耗と不幸』を生むのだろうな。
そもそも『恋愛できるできない』がそんなに重要だろうか?
不可抗力の「恋に落ちる」というのではなく、相手を何とか見つけて交際にもっていく今でいう恋愛行為って、もはや単なる趣味の一つだ。
恋愛工学生に眉をひそめ、「あんなの恋愛じゃない、ただのセックスゲーム」という人も多いが、では『本物の恋愛を経験している、した人』ってどれくらいいるんだろう?
非モテや恋愛できない者を見下して負け扱いするほどに、多くの人が『本物の恋愛』とやらをしているとは思えないのだけど。
恋愛工学は、男性が恋愛で消耗しないように、劣等意識を救うために、コスパよく後腐れなく多くの女とエッチにありつけるように指南された男のためのナンパ方法論だ。
女性側は肉便器扱いされたくなければ、よく知らない男についていかなければいいだけのこと。
今の時代、小学生だって、知らない男についていかないだろう。
けど「恋愛しなければ」という気持ちが、小学生以下の思考力に陥ってしまうのか――思考停止……もはや、恋愛はカルト宗教じゃの。
ま、時間をかけて関係を育める男性だけを相手にすれば、やりチンや恋愛工学生を回避できる。エッチ目的の男性は、時間などかけず、急がせるからの~。
若さ至上主義の恋愛市場・婚活市場において『女性は時間などかけてられない、すぐにBBAになって男から相手にされなくなる』と脅す人もいるが、時と共に価値が落ちていく市場で戦って得られるものに『幸せ』があるんだろうか。
幸せをつかむには・恋愛工学を応援する理由
恋愛工学生については実は応援しておる。
独身を貫き、性欲ある限りナンパを楽しみ、男同士で友情を育み、男同士のコミュニティを充実させ、エッチ以外では女とは距離を置く生き方をして、ぜひ幸せになってほしい。
「独身中高年男性は惨めで不幸だ、孤独だ、負け組だ」という世間の見方を変えてほしい。底意地悪い世間の価値観をひっくり返してほしいのじゃ。
これは婚活に疲れている者、劣等感を募らせている未婚者、オタクや非モテの救いにもなるだろう。
「老後はどうするの、寂しいよ」という世間の脅しも無効にしてしまえ。お金をたくさん稼いで、老後は高級老人施設のお世話になればいい。
そこで、ある恋愛工学生のブログ記事を紹介しよう。
恋愛ではなく、生き方のヒントとして参考になると思う。
※恋愛工学生の記事ってけっこう面白いよ。
恋愛や結婚をして家庭を持つことが幸せにつながるとは限らないし、合わない生き方をすると、かえって不幸を呼び込みそう。
恋愛しない若者を問題視し、処女や童貞および素人童貞を見下す風潮――恋愛工学は、そんな世間の空気が生んだ徒花かもしれない。
終わりに、DJあおい氏の言葉を贈ろう。
「恋人がいないことが恥なのですか?
いいえ、恋人がいなきゃ幸せにもなれないのが恥なのですよ」
※ほか、恋愛工学関連記事↓
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