これも何かの縁

ピアノとマンガの道を歩んできたハヤシのエッセイ・イラスト・物語集

安い卵は危険☆10月30日は卵かけご飯の日☆健康食・簡単な卵料理レシピ紹介

食欲の秋――10月30日は卵かけご飯の日です。

※ちなみに『卵かけごはんの魅力を語り合うシンポジウム』(2005年10月28日・29日・30日)が島根県雲南市で開かれたことから『卵かけご飯の日』が制定されたんだとか

そこで物語『これも何かの縁』に登場する四条カップルの食卓を紹介しながら『簡単に作れる卵料理レシピ』『健康にいい卵の選び方』『危険な卵』について語ります。

※四条カップルって誰?と思った方はまずはココをどうぞ↓

目次じゃ!

栄養満点☆簡単に作れるおいしい卵料理

鶏と生姜とネギの卵かけ丼レシピ

熱々のご飯に卵をかけて、こだわりの生醤油をたらしてかき込む。傍らにお漬物、野菜がたっぷり入った味噌汁があると、なおよし。でも、それは朝食か昼食で。夕飯の場合、それだけだとちょいとさびしい。

そこで四条家の理沙ちん、『卵かけご飯』をさらに進化させた『卵かけ+鶏肉と玉ねぎの甘辛丼』を作ることにした。

☆作り方は簡単♪

まずは、鶏のひき肉、すりおろした生姜(生姜のみじん切りでもOK・生姜はたくさん使おうぜ)、細かく輪切りにしたネギ(どうせなら、たくさん入れようぜ)を用意。

調味料は醤油とみりん、料理酒。

で、鍋またはフライパンで、鶏のひき肉とすりおろした生姜を炒める。料理酒も入れよう。そこに輪切りのネギを追加。(そのほかに人参のみじん切り・スライスした椎茸があればなおよし。ネギより先に入れて混ぜてしまおう!)

しんなりしてきたところで、醤油とみりんで味付け。なお、醤油は少なめにね。みりんと生姜とネギの味で充分、美味しい。(甘めが好きな人はみりん多めに)

と、ちょうど、ご飯が炊きあがり。(このタイミングでご飯が炊きあがるように予めセットしておくのじゃ!)

熱々のご飯に生卵を入れ、すばやくかき混ぜよう。

白身がいい具合にご飯に馴染んで、程よくご飯をコーティング。そこに黄身が混ざり、最高の卵がけご飯状態となる。(ご飯が冷めないうちにかき混ぜるのじゃぞ)

そして、その卵がけご飯に、醤油とみりんで味付けした『鶏のひき肉・生姜とネギ炒め+人参・椎茸入り』をかけるのだ。

贅沢な卵がけ鶏のひき肉丼の完成。細かく切った海苔をかけると、なおよし。

寒い日でなければ、お供に冷や奴。生ワカメなどの酢の物もいいね。加えて、カボチャの煮つけがあれば、栄養バランス満点。

お腹を空かせた夫の静也君、熱いうちにとホッペをふくらませながら『鶏とネギの卵がけ丼』をかきこみます。

ほんのり甘辛な味が卵ご飯にとても良く合い、お口の中で和食ハーモニーが奏でられます。たまにお漬物も一緒に食感の強弱をつければパーフェクト。らっきょうも意外と合うよ。

食が進んでしまい、ちょっと食べ過ぎてしまうのが難点だけど、材料費は安く済むし、栄養満点。ぜひ、お試しあれ。 どうせなら10月30日の卵かけご飯の日にどうぞ。

※冬が近づき、春菊が安く手に入るようになったら、この『鶏のひき肉・生姜とネギ炒め』に春菊を追加してみよう。色合いもいいし美味しい! でも春菊は煮過ぎないよう最後に入れてね。

健康第一☆いい卵の選び方

品質のいい卵とは

質素倹約の四条家だけど、健康のためにはお金を惜しまない。

とは言ってもサプリメントにお金を使うことはない。あくまで料理の素材にこだわりを持っておるのじゃ。

特に卵。

薬漬けの鶏が産む卵には要注意。

これはチーズなど乳製品にも言えるけど――家畜の鶏や牛・豚が口にしている『あまりよくないもの=成長剤、合成剤、抗生剤』。その影響を大きく受けるのが、卵だったり乳製品だったりする。(あとレバーとか内臓ね)

その話を聞いた理沙ちんは、できるだけ品質の良いものにしようと決断。

もちろん、それなりにお金がかかってしまうので、そこはもうコスパを考えるしかない。

んで、口にすることが多い卵に一番のこだわりを持つようになった。

そう、本来ならは卵は毎日摂ったほうがいい完全栄養食品なのだ。

なお、乳製品ついては「日本人の体に合わない」との説もあり、四条カップルはちょっと控えている。けど、それは「全く摂らない・完全シャットアウト」というのではなく「食べたい時には食べる。でも健康食として積極的に摂ることはない」ということだ。

でも、こういった情報・研究報告は変わっていくし、新しい説も出たりするので、ちょっと心に留めておく程度にしている。乳製品が好物な人は気にせずに摂るといいと思うよ。

安い卵は危険

狭いケージの中での飼育は、鶏にとって不健康きわまりない。

本来、鶏は砂浴びをしてダニや寄生虫や、体についた汚れを落とす。だが、ケージの中の鶏はそれができないため、大量の殺虫剤を浴びることになる。

また、生まれてすぐにあらゆる種類のワクチン(25種類ほど)が打たれ、抗生物質、合成抗菌剤(16種類)も飼料添加物として投与されるという。

まさに薬まみれ。

※また、年間20個程度しか卵を産まない鶏を、300個も産むように品種改変しているという。

下記で紹介する『大江の郷自然牧場』の卵は室内ではあるけど平飼い、薬も使っておらず、飼料も国産。かなり安全な卵である。

安全な卵を紹介☆大江の郷自然牧場

今の時代、『広告の品』で買う卵は1個10円~20円(10個入りパック100円~200円)で手に入るけど、四条家では大奮発して1個100円クラスの卵を買っている。

もちろん、薬は不使用、餌もできるだけ国産・安心できる原料を使い、平飼いされている鶏が産む卵をお取り寄せしているのだ。

※その代わり、ほかで節約している四条家。ブランド品も自動車もなし、インドア派なので遊興費もかからず、これといった趣味もないし、読書するなら図書館で借りるし、映画はレンタルDVDで充分。理沙ちんでいうと、化粧品は『ちふれ』、髪は1000円カット、服はユニクロや島村屋で済ませてしまう。食費・生活用品・水道光熱費以外、ほとんどお金をかけることはない四条家エンゲル係数が高い。

というわけで、食にこだわりを持つ四条家

卵も『ヨード卵光』を超えるさらなる高品質な『大江の郷自然牧場』を選択。
安心安全、しかもおいしい。

※大江の郷自然牧場はNHKなどテレビでも何度か紹介されたことがあり、信用できるところだ。

安い卵の殻って脆いけど、この卵は堅くて丈夫。黄身の色も濃い。昔の卵の味。生で食べると、ほんと最高!

卵1個100円というお値段の理由

何でそんなに高いのかっていうと――たとえば、抗生剤を使わないと1割くらいの鶏が病気で死んでしまったりする。その処理費用、けっこうかかるようなのだ。

薬を使えば病気で死ぬ鶏は1%以下に抑えられるけど……その代わり薬漬けとなり、それは卵に影響を与える。

で、飼い方もケージではなく平飼いにすると、それなりの広さが要るし、管理コストがかかってしまう。その代わり鶏は運動不足にならず健康に育つ。

おまけに餌にこだわれば、それはもうそのお値段になってしまうのは仕方ない。

アフェリエイト目的じゃないので、あえて『大江の郷自然牧場』のリンクは貼らないでおこう。検索すればすぐに見つかるよ。

何はともあれ、食べ物は大切に。感謝しながらいただきたいもの。粗末にしたり、ましてやイタズラに扱うなど言語道断。

というわけで、四条家の食卓をほんの少しだけ紹介したけど、これからもこうした形で、彼らの健康的なおいしい生活を物語以外で話題にしていきます。よろしくね。

f:id:ohutonn:20170916214820j:plain

※四条夫妻の朝食『シーチキンマヨネーズ和えトースト』が載っているのはこちら↓

※短編連作物語「これも何かの縁」目次ページはこちら↓